約 220,416 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1735.html
「くっ……!!」 「ほらほら!どったのランちん?」 「ラン、焦るな!ミコちゃんのペースだぞ」 「わ、わかっています…し、しかしこれでは…」 ランは手にした愛刀コルヌの刀身でミコの撃ち出すアルヴォ PDW9の弾丸を防いでいた 「みゃはは、そうは問屋がおろさないってね~。ランちんに近づかれたらしんどいし、私のスタイルじゃこの距離が一番なんだってさ。ご主人さまが言うにはね」 「くっ……」 ランはその身を右横に回転させた 「おっと」 すかさずミコの狙いも移動する 「はぁああ!!」 低い姿勢のまま真上へと飛びあがり両手でコルヌを頭上へ高々と構えたラン 「うわっち!!」 すかざずミコは振り下ろされる剣劇をバックステップでかわした 「やるねぇランちんw」 「ミコ姉様の弾幕を抜けるには多少の無茶も必要ですので…!」 言うないなやミコとの距離を縮めるラン 『三段突き!!』 頭部・胸部・腹部に向かって素早い突きがミコを襲う そのミコはというと大きな二つの眼を怪しく光らせて… 「うにゃにゃーーー!!」 と叫びながら両の手に持ったモノですべて撃ち落としていた 「なっっ!?」 「にゅふふのふ~www」 「そ、それはノア姉様の『干将・莫邪』ですか!?」 「そだよ~~かりてきちったww」 「あの子…いつの間に…」 俺の横にいるインターフェイス姿のノアがあきれた目でバトル画面を見ている 「ミコ、あなた何勝手に持ってきてるんですか」 「いいじゃん。ちょっとだけかしてよ~」 「ずりーぞアネキ!姉さんの武装なんて使いやがって!」 「にゅふふ~うらやましいでしょユーナ。でもさ、ユーナだってノアねぇから赤丸クン借りてるじゃない」 「あ、赤丸?…いや。まぁ確かにそうだけどさ…」 「いいじゃない赤丸クン。ノアねぇと一緒に戦ってきてる経験は頼りになるし、かっわいいしねぇー」 「や、まぁ頼りにはなるしイイ奴だけどさ…」 「しかも最近二人で熱心にバトルの研究とかしてるみたいじゃないの~」 「…アネキ、何が言いたいんだ?」 「にゅふふふ。何がってそりゃ…」 「ミコ、かがめ」 「うに?」 俺の指示通りかがんだ瞬間水平にミコの上をコルヌが空を切る 「バトル中にのんきな奴だなお前らは…」 「にはは…失敗失敗…w」 「くは~~、どうにもこうにもならねぇな。射撃も接近戦もこなすミコちゃん相手ってのはどう戦っていいもんか…」 「つかず離れずの距離感覚を保ち、たとえ割って入れたとしてもすぐさまその対処方を明人さんが指示しています。それに忠実に正確に動けるミコ姉様…ノア姉様の強さが目立ち過ぎているというのもありますが…ミコ姉様も強い!」 「ミコちゃんは『強い』ことに含め…『上手い』んだ。戦い方が、その駆け引きがな…」 「にゅふ~~伊達に『銃剣士(ガンブレイダー)』なんて呼ばれてないよん♪」 そういえばそんな二つ名もあったなぁ… 俺自身すっかり忘れてたけど… 「うに!?ご主人さまヒドイー!!」 「いいから前向けお前」 「さて、どうしたもんかなランスロット?」 「そこで私に聞いちゃうんですか!?」 「実際に戦うのはお前だしな。指揮官としては現場の意見も聞き入れねばならんのだよ」 「……はいはい」 「マスターの意見をそんなあつかい!?」 「ではお答えさせていただきますが…今の私のスキルではミコ姉様に太刀打ち出来るのは接近戦だけかと思います」 「ふむ、へたに小細工するよりかは徹底的に一本筋を通すべきだと?」 「はい。『銃剣士』であるミコ姉様の『剣士』の部分とも手合わせ願えるなら…」 「ん~……ならやってみっか…」 「ん、作戦タイムは終了か?」 「おうよ、作戦名は…」 昴が話す中ランは『牙突』のような構えをとる 「『ガンガン行くぜ!』だ」 ダッシュとともに鋭い突きを繰り出すラン 「にゃあ!」 右手に持った干将でいなすミコ 「はああぁぁ!!」 ランはそのまま止まることなく体を一回転させて逆胴を打ちにいく 「にゃんのぉぉ!!」 二人の白熱した剣はバトルアリーナを踊るように舞っていた… 「で、結局はアネキの勝ち…か」 ここは近くの神姫センター 今日はエルゴは休みだったので久しぶりに来てみたんだが 今はひとバトル終えてティールームで休憩中 「やはりまだミコ姉様にはかないませんね」 「でもランちんなっかなかのもんだったよ?」 「そ、そうですか?有難う御座います!」 「ふむ、確かにいいレベルなんだけどな…」 俺から見てランに足りないもの… 「そうだな、ランも何か自分専用の武器を持ってみたらどうだ?」 「私専用…ですか?」 「ああ、ノアの《クロノスベル》やミュリエルの《アポカリプス》、レイアの《マステマ》みたいな…な」 実際武装の良し悪しで勝負が決する……とまでは言わないがその割合が大きいのは確かだ 武装を使いこなせるだけの実力があればそれに見合うだけの名刀、名機が必要となってくる 「俺が思うにランは今の『コルヌ』で戦うのはつらいだろ?」 特に接近戦型の神姫となると獲物の重要性は高い 「確かにそうですが…」 「なら私のお下がりになりますがあれを使ってみてはどうですか?」 紅茶の入った缶をテーブルの上に置いたノアはそう言った 「あれって…『紅蓮』のことか?」 「『紅蓮』?」 「ちょっと待ってろ。確か『紅蓮』の入ったボックスは……あ、あったあった」 俺は武装関係の入ったアタッシュケースの中から桐の箱を取り出す 「なんだそりゃ?」 「ノアが《クロノスベル》を使うまで愛刀としていた龍刀【紅蓮】だ」 桐箱を開けると中には『紅蓮』の名の通りの紅色の刀が入っていた 「しかしこりゃ……刀と言う割には神姫サイズならちとでかくないか?」 「そうだ。正確に言うと大太刀と言ったほうがいいだろうか」 「刀だからな…ランは騎士だから扱いには馴れないだろうが…使ってみるか?」 「は、はい!!」 「では向こうのトレーニング用媒体で私が扱い方を教えましょう」 「はい、ノア姉様。お願いします」 「うにゃ!私も行く~」 「アタシも!」 三人はノアに連れられて席を立ちトレーニング用媒体のほうへと向かった 「すまねぇな明人」 「なに、気にすんな。あれはなかなかの名刀だからな。桐箱の中に入れとくよりもランに使ってもらった方がいいのさ」 あいつもそれを望むだろうしな… 「んじゃ有り難く使わせてもらうな。いやぁ丁度よかったぜ、最近香憐ねぇと孫一だけじゃなくて葉月とレイアまで実力付けてきてるからなぁ…うちらの周りの女性達は強くてならんねぇ」 「ははっ、まったくだ」 実際のところ俺達元八相のメンバーのうち半数が女性であるというこの事実 うん、全くもって女性は逞しくなったと思う 「いやはや葉月も我が妹ながら逞しくなっちまってなぁ…兄としては喜んでいいものなのかどうか…」 「あ、そういや葉月のことでお前に伝えとかなきゃならんことがあった」 「ん?」 「あいつ、大学にファンクラブが出来てるらしいぞ?しかもかなり大規模の」 …………はい? 「ちょっとまて、ファンクラブ?」 「いや、前からそれなりに人気はあったみたいだがな。なんてったって鳳条院っつうめちゃめちゃ良家の御嬢様なのに誰にでも分け隔てないあの性格だろ?顔だってそこらのアイドルグループなんかよりは上のレベルだ。ありゃ世の健全なる男どもがほったらかしにしとくわけねぇわ」 「いや、まぁ、そりゃ……」 確かに兄の俺からしてみても葉月がモテるという話は納得のいくものではあるんだが… 「それがこの前の鳳凰杯でかなり目立ったろ?いや、勇ましいのなんのって男どもだけならず後輩の女の子にも慕われちゃって大変なんだとさ」 「……はぁ、そりゃお気の毒様だわな…」 後輩の女の子って…あれか、「御姉様ステキ!」的なスイッチでも入っちゃったってことか… 「んで問題が…だな」 …なんかやな予感 「来週葉月の大学であるイベントが行われるらしい…」 「あるイベント?」 「ああ、なんでもそのファンクラブのやつらを中心にかなりの数の学生が武装神姫を始めたらしくてな?まぁ元からやってるやつもいたんだそうだが…それを好機と武装神姫サークルのやつらが主催で大学全体の神姫バトルロイヤル大会を行うんだと」 「ふーん。でもそれがどうしたよ?発端はどうであれいたって普通だと思うぜ?」 「話は最後まで聞けって、こっからなんだよ問題は」 いやに焦らすなこいつは… 「この武装神姫サークルの連中、葉月がレイアを神姫にし始めてから何度か勧誘してきたらしいんだがな、その度に断られてるんだ。それでもこいつらは未だ諦めてないらしくてな。それに今回の騒ぎだ。葉月をサークルに入れればそれにつられて大量に入ってくるであろうやつらを狙ってんだと」 なんじゃそりゃ… 「大量に会員集めて入会費をふんだくろうって狡いマネしようとしてるんだわなぁ」 「んなやつらほっとけばいいじゃねぇか…現に葉月はそのサークルには入らねぇんだろ?じゃあこの話もチャラになるんじゃねぇか」 「それがな…そうもいかねぇんだ」 「?」 「やつら、葉月がしつこい勧誘を迷惑がってるけれど強く断れない性格に付け込んで賭けを持ち出してきたらしいんだよ」 「…賭け?」 「ああ、なんでも葉月に対する勧誘を今後一切行わない代わりとしてバトルロイヤルの優勝者特典として『葉月に一つだけお願いを叶えてもらえる権利』を付ける事を交換条件にしてきたんだと」 「…おいおいおい、ちょっと待てよ」 そんなもん激しく向こうに有利じゃねぇか… サークルメンバーが勝てばもちろんその特典を使い葉月にサークル入りをさせて目標達成を狙うだろう 腐ってもサークルメンバーだ、葉月の追っかけで始めた初心者程度には負けないだけの自信があるのだろう 加えて特典につられてその追っかけ初心者どもも大勢参加する バトルロイヤルの性質上、いくら葉月とレイアが鳳凰杯決勝リーグまで進んだ実力者でも優勝するには圧倒的に不利だ 「んで、やっぱり葉月はその条件…」 「ああ、受けちまった」 「………やっぱりそうなるか」 今日も俺の予感は冴えていた 「と、いうわけで来週の金曜日、そのバトルロイヤルに参加することになった」 「……いや、まぁそりゃいいんだが」 「うにゃ、大体はわかったんだけど…」 「……相も変わらず妹さん想いですね、ご主人さま」 「うっ……しょうがねぇだろ、認知しちまったんだ。兄貴としてはほっとけるかよ・・・」 ここで見捨てたら男がすたるってなもんだ 「しょうがないですね…で、その大会の参加者は何人ぐらいの規模なんですか?」 ……一番いい辛い所を聞いてくるノア 「んと…それがな…」 「…ご主人さま?」 「?どうしたんだアニキ」 「バトルロイヤルなんでしょ?こっちは味方が私、ノアねぇ、ユーナ、ランちんに孫いっちゃん、レイアっちにミュリエルんだから計7人だね。あ、冥夜んも手伝ってくれれば八人になるよ」 「んじゃぁこれだけいれば50人位相手でもなんとかなるよな。なんたって『緑色のケルベロス』に『黒き狼』、『ガンブレイダー』まで揃ってるんだ。もしかしたら70人ぐらいでも大丈夫なんじゃねぇ…」 「……………150人」 「………へ?」 「………あ、アニキ?い、今何て?」 「………だから…150人同時プレイのバトルロイヤル」 「「は、はあああああぁぁぁぁぁぁっっ!!??」 「………ご主人さま…」 うん、えっと、いや、なんかもう…ゴメンナサイ… 続く メインページへ このページの訪問者 -
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2783.html
そりゃ、私達にだって不満はあります。あの子達と組んだおかげで神姫マスターアイドルとして有名にはなれました。最近じゃ神姫センター関係のイベントだけじゃなくて地方のイベントとかにも呼んでもらえます。実は小さなハコですけどライブの開催も決まったんですよ。でもね…ステージでお客さんの歓声をいくら受けても、それはあの子達へのものばかりなんです。一生懸命歌ってるのは私たちなのに聞こえてくるのがあの子達の名前だけっていうのは結構堪えるんですよ。お客さんにしたらいつまでたっても結局私たちはアイドル神姫のマスターなだけ、おまけでしかないんです。 -武装神姫マガジン6月号「特集:突☆撃!オトメを支える神姫達」より抜粋 連続神姫ラジオ 浸食機械 16:マジックドール 背後から襲い来るビームソードの斬撃を頭のアンクルブレードでいなすとストラーフは後ろに飛び下がる。いつの間にか接近した清四郎が追撃を仕掛けようとするが茂みの影から飛来したドングリに行く手を遮られる。 「もういいだろ。お前のマスターは沈黙した。無理に命令を遂行することはない」 そう言って茂みから姿を現したのは白髪交じりの老人だった。手には紐と布で作られたよく分からないものを持っている。老人に声をかけられた清四郎は抵抗をやめる。その顔には安堵の表情が浮かんでいた。 「さて、お前達、大丈夫か」 先ほどのストラーフが僕たちに手をさしのべてくる。その手を取って立ち上がった僕たちは彼女達に礼を述べる。 「事情は色々あるのだろうがまあ深くは聞かないさ。この島では色々あるからな」 そう言ってストラーフは豪快に笑った。 「そうだな、人の事情まで詮索している暇はない。待ち合わせに遅れないよう行くぞ、零」 「まあ、そう言うわけで送ってやりたいんだがこっちにも事情があるんだ。行こう火狩。」 零と呼ばれたストラーフはすまなそうに笑うと老人の肩に飛び乗る。 「コウガのことは俺たち大人に任せておけ。きっと君と神姫を家に帰してやる。だから無茶はするなよ」 「お前達みたいな優しい奴にはこんな役目はして欲しくないんだ」 立ち去る前に老人と神姫は僕たちにそう語りかけ、茂みの中に消えていった。 <無茶はするな、か。ひょっとしたらその方がいいのかもしれないね、プルミエ> 「マスター・・・」 プルミエが不安そうに声をかける。僕の考えを悟って心配してくれているのだ。 <でも僕はやっぱりコウガにあって彼女を止めたい> コウガの生い立ちを知ってから僕はずっとそう考えていた。子供のわがままかもしれない。英雄願望なのかもしれない。でもこのままで終わっていいはずはない。あの人達はどんな事情があってもきっとコウガを壊す。そんな終わり方を僕は避けたかった。 次回:届かぬ思いに続く・戻る
https://w.atwiki.jp/battleconductor/pages/91.html
デザイナー 声優 神姫解説 性格セリフ一覧 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報親密度Lv1 親密度Lv100 マスクステータス 覚えるパッシブスキル一覧早熟型のパターンで覚えるパッシブスキル 通常型のパターンで覚えるパッシブスキル 晩成型のパターンで覚えるパッシブスキル 神姫固有武器補正得意武器 苦手武器 神姫考察攻撃力 防御力 機動力 総評・運用 神姫攻略法 お迎え方 アップデート履歴 コメント デザイナー 島田フミカネ(ストライクウィッチーズ、メカ娘等) 声優 阿澄佳奈(ひだまりスケッチ:ゆの、WORKING!:種島ぽぷら、這いよれ!ニャル子さん:ニャル子、ささみさん@がんばらない:月読鎖々美、他) 神姫解説 「武装神姫」のアイコンとも言えるベストセラー機。天使をモチーフとした純白のベースカラーを基調とする空戦型神姫で、他の追随を許さぬ機動性能と高速戦闘能力を有する。主な武装は大型レーザーライフルで、その射程距離の長さと機動力を活かした長距離射撃戦を得意とする。AI設定は非常に素直なものとなっており、初心者オーナーでも扱いやすい神姫と言える。 名称:天使型アーンヴァル メーカー 素体:FRONT LINE 武装:FRONT LINE 型番:FL012 フィギュア発売:2006年8月19日(キャラホビ2006で素体のみ限定先行販売)、2006年9月7日(一般販売。本来は8月が予定されていた) 2022年11月25日(プラモデル版) 主な武装:M4ライトセイバー、アルヴォLP4ハンドガン、アルヴォPDW9、GEモデルLC3レーザーライフル GEモデルRG8レールガン(トランシェ2で追加) 愛称「あんばる」「(旧/初代)白子」。ストラーフと並ぶ武装神姫の始祖のひとりにしてベストセラー。 今回は「武装神姫15周年」を記念しての実装。そのため、同時に武装神姫15周年記念カラー武装が登場している。 ケレン味のある巨大な武装に対して扱いやすく、ファン層の拡大にもおおいに寄与した。在庫様?聞こえんなぁ 初期は関節にクラックが入る問題があったが、再販以降は素体が改良されたため解決している。 ベストセラーだけにバリエーションも多く、リペイントのBk(ブラックバージョン/電撃ホビーマガジン誌上通販限定品)、武装を追加し表情パーツに対応したトランシェ2、その色変えのトランシェ2Bk(電撃ホビーマガジン誌上通販限定品)が存在。初期製品かつ大量に生産された事から、その殆どが現在の中古市場でも割と良心的な価格で流通している。 本作バトコンでは描き下ろしイラストから、初代モデルそのものと明確になっている。後からトランシェ2の武装が追加されるフラグだろうか? アーンヴァルMk.2が登場するまでは武装神姫の顔役といっても良かっただけに、公式媒体での出番も「バトルロンド」を筆頭にコミック版「2036」のエイル、「ヒブソウシンキ」のあんこ、「武装神姫ZERO」のウォルフウイング、小説版「always together」の由月と皆勤賞だった。 ケモテック組が主役だった「2036」を除けば、主人公またはバトル上位ランカーの駆る神姫という扱いの良さが特筆ポイント。 多くの場合はトランシェ2登場後、装備追加という形でそちらに統合されるような措置がなされていたのだが、いずれにしてもアニメ/バトマス期以後はMk.2に置き換えられる形で、ほとんど扱われなくなった(唯一「オトメディウスX」への「試作型人工天使アーンヴァル」名義での参戦が明確な例外となっている。なお、あんこについてはバトマスMk.2で「背の低いアーンヴァルMk.2」という姿で登場していた。容量節約のためだろうか?)。 一方リペイントバージョンは、「バトルロンド」に実装されていた以外ではコミック版「2036」での悪役・九頭乃 紳志の神姫としてトランシェ2 Bkが登場している(名称は設定されておらず、最後まで不明だった)他、「ヒブソウシンキ」でのコスプレとしての登場に留まっている。 コナミ内製のフィギュアは既に絶版されて久しいが、コトブキヤからメガミデバイス互換仕様として「模型版アーンヴァル」の開発が告知されており、幾多もの延期を重ねて2022年6月8日に予約開始、同年11月25日ようやく発売となった。 プラモデルとなった事で細かなディテールが向上(風貌や体型はまったくの別物となったが、前者については旧MMS時代の表情を再現した瞳デカールが付属する)し、MMS当時にはなかった胸部CSCなどのギミックも追加(しかもバトロン・バトマス時代のパーツがそれぞれ存在する)された一方で、ジョイントはガンプラ等プラモデル界隈標準の3mmとなり(一応「加工前提のボーナスパーツ」として3.3mmジョイントも付属する)、なによりMMS時代の3倍近い超高額商品と化してしまったが、2024年4月現在では最も入手しやすい「新作の武装神姫」となっている。 …とはいえあまりにも作り過ぎたのかそれともぶっちゃけ初代アーンヴァルには興味のないユーザーが多かったのか店舗によっては初版の物が残り続けていたり一時期は投げ売り同然のセールで値段が当時品定価相当まで落ちる事もあった。令和になっても在庫様 これも時代の流れなのだろうが、いずれにせよメガミデバイス版の彼女はMMS時代の彼女とは根本的に異なるため、より扱いに気をつけなければならない、という事にだけは留意すべきだろう(同じメガミ神姫として、エーデルワイスの項も参照されたい)。 なお、リペイントバージョンも2023年9月に発売され、トランシェ2も2024年8月となった。 性格 天使型あーんばるがいいと思うの! その性格の多くの要素が、後継機にも引き継がれている。 カラフルコンダクトの歌詞も3つ存在する。後継機よりも多彩なのは始祖ならでは? (その後しっかり後継機にも歌詞が追加された) セリフ一覧 + 私の全力をこの一撃にかけます! ログイン時 通常(朝) おはようございます!朝早くからお顔が見れて嬉しいです。今日も1日、よろしくお願いしますね。 おはようございます!今日もいい1日になるように、わたしも精一杯頑張りますね。 通常(昼) こんにちは!コンディションはいかがですか?私もベストコンディションで頑張りますからね。 こんにちは!早速ですが、何をしましょうか。遠慮なく、何でも命令してくださいね。 通常(夕) こんにちは!今回も自分の力を出し切って、楽しいバトルが出来るよう頑張りますね。 おかえりなさい!お腹は空いていませんか?万全の態勢を整えて頑張りましょうね。 通常(夜) こんばんは!日も暮れてバトルが賑わう時間になってきましたね。それじゃあ、一緒に楽しみましょう! こんばんは!今回も最高のバトルが出来るよう、私も張り切っちゃいますからね! 通常(深夜) こんばんは!夜遅くまで頑張ってるんですね。その頑張りに報いるよう、私も気を引き締めて行きますよ! こんばんは!夜も遅い時間ですけど、無理だけはしないで下さいね。私に出来る事があったら、何でもどうぞ! 年始 あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!ところで(プレイヤー名)!初詣には行きましたか?まだだったら…ご一緒してもいいですか? (ボイス) あけましておめでとうございます!年の始めから一緒にいられるなんて、私、幸せです! バレンタイン あ、あの、チョコを用意したんですが、受け取っていただけますか?大切な人にあげるために、頑張って作りましたので! ホワイトデー え、これを私に?わぁ…、先日のバレンタインのお返しなんですね!ありがとうございます!とっても嬉しいです! エイプリルフール ゴールデンウィーク 夏季 暑い季節になって来ましたね。汗をかいたら言ってくださいね。タオルと着替えを持ってきますから! 水着キャンペ ただいま期間限定イベント開催中です。特別に水着を着てバトルするみたいで、ちょっと恥ずかしいですが、楽しんでくださいね! 七夕 ハロウィン ハロウィンって、仮装するとお菓子が貰えるみたいですよ。私もお菓子をいっぱい貰えるよう、頑張りますね! 冬季 寒い季節になってきましたね。トレーニングで身体をあっためるんでしたら、私も一緒にお付き合いしますよ! クリスマス メリークリスマス!私もサンタさんに新しい武装をもらえるでしょうか?(プレイヤー名)のためにいい子にしてましたよね、私? (ボイス) メリークリスマース!今日は大切な人と過ごす大事な日みたいです。も、もし良かったら、私と一緒に過ごしてくれると嬉しいなあ。 神姫の発売日 オーナーの誕生日 お誕生日おめでとうございます!いい1年になるように、私も応援してますからね! 神姫ハウス レベルアップ後 3連勝後 親密度Lv5後 親密度Lv10後 親密度Lv20後 親密度Lv30後 親密度Lv40後 親密度Lv50後 親密度Lv60後 親密度Lv70後 親密度Lv80後 親密度Lv90後 親密度Lv100後 頭タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 胸タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 尻タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 通常会話 武装カスタム 戦闘力Up時 戦闘力Down時 武器LvUP時 素体カスタム 親密度LvUp時 出撃時 入れ替え バトル開始時 → バトル中 撃破時 コンテナ入手時 被弾時 オーバーヒート時 スキル発動時 (能力強化系) (HP回復系) (デバフ系) (攻撃スキル) チャーミークリアボイス 行きますよー!自分の 力を 出しきって 精一杯 がんばります! 被撃破時 次出撃時 サイドモニター 応援時 交代時 被撃破時 バトル終了時 1位 → 2位 → 3位 → 4位 → コンテナ獲得時 1位 2位以下 LvUP時 神姫親密度 マスターレベル 神姫ショップお迎え時 はじめまして!会えて嬉しいです!これからよろしくお願いします! はじめまして!私、一生懸命頑張りますので、いっぱい応援して下さいね! ゲームオーバー時 その他 カラフルコンダクト 遠慮なく なんでも命令をどうぞ いい勝負 しましょう負けませんよ いつだって あなたのそばにいます + リセット開始 神姫の想い、大切に。 + 選択した神姫をリセットします。よろしいですか? リセット開始 え?リセットってどういう事ですか?どうしたんですか急に? はい を押す わたしが…もぅ役に立たないからですか?もし、そうならもう一度チャンスを下さい!このまま消されるなんて悲しすぎます! はい を押す(二回目) そう…ですか。もう引き返せないんですね。ここでお別れするのは悲しいですが…新しい私とは仲良くしてもらえると嬉しいなぁ…って、それでは…さよなら… リセット完了 はじめまして!私、一生懸命頑張りますので、いっぱい応援して下さいね! リセット取消 …良かったぁ!考え直してくれて…今のって本気と冗談、どっちだったんですか?どちらにしても酷いです! 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 マスター・旦那様・お兄ちゃん 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報 親密度Lv1 ATK DEF SPD LP BST N 40 40 120 300 130 R 45 45 130 350 150 SR 50 50 140 400 170 UR 55 55 150 450 190 親密度Lv100 ATK DEF SPD LP BST N - - - - - R - - - - - SR - - - - - UR - - - - - マスクステータス 1/s ジェム回収展開速度 ブースト回復量 ダッシュ速度 ダッシュ時ブースト消費量 ジャンプ時ブースト消費量 対空時ブースト消費量 防御時ブースト消費量 N 1575 155 1050 90 50 20 70 R 1140 110 70 40 90 SR 1230 130 90 60 110 UR 1320 150 110 80 130 覚えるパッシブスキル一覧 クイックドロー【アーンヴァル専用】瀕死時にリロードタイムが大幅に短縮 早熟型のパターンで覚えるパッシブスキル スピードアップ[小]移動する際のスピードを上げる よろけ軽減[小]よろけの行動不能時間が短くなる ため時間減少[小]ため時間を減少する 防御力アップ[小]防御力を上げる ブースト最大値アップ[小]ブーストゲージの最大値を上げる ブーストアップ[小] *要限界突破(L110)ブースト時の移動スピードアップ 攻撃力アップ[中] *要限界突破(L120)攻撃力を上げる 通常型のパターンで覚えるパッシブスキル 攻撃スピードアップ[小]攻撃時のスピードが上がる 体力最大値アップ[小]体力の最大値を上げる 攻撃力アップ[小]攻撃力を上げる ダッシュブースト消費量減少[小]ダッシュする際のブースト消費を減少する ブーストアップ[小]ブースト時の移動スピードアップ 晩成型のパターンで覚えるパッシブスキル 攻撃力アップ[小]攻撃力を上げる 攻撃スピードアップ[小]攻撃時のスピードが上がる ため威力増加[小]ため攻撃の威力を上げる クリティカル発生アップ[小]クリティカルが出る確率が上がる 全能力アップ[小]全ステータスがアップする ブーストアップ[小] *要限界突破(L110)ブースト時の移動スピードアップ 射撃弾数+2 *要限界突破(L120)射撃時の残り弾数を増やす 神姫固有武器補正 ※レアリティが上がる毎に防具用武器は-10%、それ以外の得意武器は-5%、苦手武器は+5%される。数字はレア度Nのもの。 得意武器 +70% 防具用武器・回復補助 +30% 双斬撃武器・肩持ちヘビーガン +20% 片手ライトガン・両手ライトガン・下持ちヘビーガン 苦手武器 -30% 格闘打撃武器 神姫考察 攻撃力 神姫自体のATK値は低めで、パッシブスキルによる補助で平均クラスといったところ。 得意武器も双斬撃武器は当てにくいし専用スキルの対象外。 専用スキルの対象になる遠距離武器はどれも補正が一回り低めなのが難点。 火力とスキルを両立できる防具用武器は扱いにくく、回復補助はとても対人戦で使える性能ではない。 防御力 神姫自体のDFE値は低く、パッシブスキルによる補助も防御力アップか体力アップしかない。防御面は総じて低め。 機動力 神姫自体のダッシュスピードがやや高めだが、この神姫より速い神姫も多い。総じて平均クラス。 総評・運用 設計思想通り遠距離からの攻撃→高機動力で離脱→遠距離からの攻撃のルーチンを組みたかったのだろうが、現状他の神姫でもより上位レベルでできてしまうのが難点。 肝心の専用パッシブスキルも発動すれば効果は絶大だが、遠距離武器限定かつ瀕死時というのが脚を引っ張る。 しかも片手ライトガン両手ライトガンはリロードが元から速いので効果の恩恵は少なく、下持ちヘビーガンは装備時ダッシュスピード低下のデメリットが痛い。防具用武器(遠距離)はジーラヴズルイフ以外は癖が強く、下持ちヘビーガンと同様射程が短いので、瀕死時に近寄らないといけないリスクは大きすぎる。 総合すると瀕死時に下持ちヘビーガンか防具用武器(近接武器とジーラヴズルイフ以外)でひたすら一撃離脱を行う。これしかない。近接武器を装備するならラプティアスやアークを使おう。 イベント武装だが片手ライトガンと両手ライトガンの15th武装が優秀な武装で、気持ち長いリロードとブースト消費増加のデメリットも一撃離脱戦法と専用スキルとの相性は良い。持っているなら下持ちヘビーガンと防具用武器を装備するよりオススメ。実装が同時+全武装色違い版有なのもあって、正直この武装を装備すること前提にも思える。 URですら瀕死を活かせず撃破される火力過多環境の中、たいした防御力も無ければ圧倒的な機動力もないこの神姫でこの戦法はとんでもない技量を要求されるので、とりあえず編成には保険のハーモニーグレイスを必ず入れよう。 それでも通常時の火力や防御力が気になるなら、機動力は少し落ちるがフォートブラッグを使おう。 一方スキルチャージが全神姫で一番高いことを活かして、防御・LPやCHAを高め、回復を連打する運用も出来る。 この運用の場合は基本的に固有スキルは度外視される。 この場合のライバルは、同じくスキルチャージが優秀で固有も回復運用に適しているジュビジー・ウェルクストラや、固有で他神姫を支援できるイーアネイラか。 こちらはURでも防具用武器に40%の補正を持たせられるため[RW]と相性がいい点、足回りが少し優秀な点などで差別化しよう。 + ちなみに… 固有スキル発動中に、装弾数1のままのポーレンホーミングでコンボすると高速リロードした弾で無理矢理繋げれるといったテクい芸当が出来たりする。勿論瀕死時限定なので実用性は度外視であるが。 神姫攻略法 気持ち脚が速いが防具用武器(遠距離)以外はたいした火力は出ないし、攻撃してくる時に近寄って来るので攻撃を当てやすいし撃破しやすい。 防具用武器(遠距離)の強烈な一撃を受けないようガードか回避で対処しよう。レーダーで常に位置を確認すること。 15th武器を装備していると危険度が一気に上がる。欠点もろもろが全て解消されるので、常に動向を警戒すること。 ただブースト消費増加のデメリットを背負っているので、逃げる展開には弱め。そこを突こう。 お迎え方 2021/09/07~から神姫ショップに登場 アップデート履歴 日時:2021.09.08 内容:専用スキルの下方調整(99%→90%?) コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1220.html
第一話「くまさん」 午後7時ごろ 「ただいま~」 「あ、おかえり。形人」 全身で器用にコントローラを操作し、エースコンバットゼロをプレイしていた鳥子がこちらを見る 「今回はおみやげ付きだぞ」 「お母さんに買ってもらったんでしょ?、サイフ置きっぱなしだもん」 「ぐ・・・。あのなヒカル、小遣いが安い一高校生の僕にどうしろと」 言っておくが、月の小遣いがたったの3000円だ。 「100円でしょそれ?ダイソーの袋だよ、それ」 以前買った食玩のF-14の尾翼を弄りながら鳥子―ヒカル―は言う よく見ているな、おい 「それよりも、ホレ」 そう言いながら袋の中身を差し出す それはクマのキーホルダーだった。 神姫と比べると人間換算で一メートルはある 「!? ・・・くまさん?」 可愛らしい反応するじゃないかヒカル。普段の戦闘機バカはどこにいった? 「貴方に言われたくありません!エリパチファン!」 「んー?いつぞや寝言で「神田さん好きです」って言ってた神田ラヴァーはどこのどいつかなぁ!?」 「!!?そ、そんなこと言ってたんですかっ!?」 あ~顔真っ赤にしてまぁ… 反則的に可愛いじゃないかコンチクショウ 「…あ、すまない…言い過ぎた」 「……」 黙っちゃった…どうしよう 「形人~!ご飯できたよ~」 あ、メシか、早くしないと怒られる… 「ヒカル、本当にすまない。明日はやて(マウンテンバイク)とばして着れそうな服買ってくるから…」 「……」 ヒカルは黙り込んだままだった 母がうるさいのでやむなく一階に下りていった ――三時間後 「あー・・・肉の後にスプラッタ描写のある映画を観るもんじゃないな・・・」 部屋に戻ると、ヒカルの寝息が聞こえてきた 「寝ちゃったのか・・」 すまないと思いつつ、机を見ると一枚のB5用紙が置いてあった 『くまさんのキーホルダー、ありがとう。あと服、楽しみにしてる』 描画用の2Bシャープペンで書かれた少し汚い文字 ふと見ると、ヒカルはクマのキーホルダーを抱いて眠っていた 起こさないようにクレイドルに運び、タオルをかけてやる 「おやすみ…ヒカル…」 エリア88第二話のセリフを流用しつつ、デスクトップの電源を点ける 夜は始まったばかりである。 おまけ 「何でタマネギばっかり?」 「タマネギは色々使えるだろ」 玉葱ばっかり野菜室に入ってるウチの冷蔵庫(実話) 次回予告 ヒカルが一日中寝ている間に、形人はダイソーまで行っていた。 そこで買ってきた物って、何? 次回「服」…ってまんまじゃん(N:形人) 武装神姫でいこう!?に戻る トップページ
https://w.atwiki.jp/wiki3_dtm/pages/45.html
#blognavi 今日(日付変わったがな…)は帰還イベントの最終日. イベントの終わり(しか見てない)はオリアクスとルーチェの帰還…ここは予想どうり(何 とりあえず2日目と3日目の大半は見てませんが今回のイベントで注目すべき点は "時の石"は消耗品であることが匂わされていた. イーゴが"時の石"を再生を目論む台詞を最後に言った(時の石がバハで出るかも?) 新しいボスがカオスか未来で出るかも? でしょうか. …そういえば後ひとつだけ気になったことが, オリアクスが帰還したのにオカマの呪縛から解き放たれない暗使カワイソス(´・ω・) 文責 Silffy カテゴリ [私信] - trackback- 2005年06月18日 00 44 59 あたしもそれは気になったとです。(ノД`)シクシク>エクア(オカマ)様の呪縛 -- フィフィ (2005-06-18 12 54 24) フレッサはどうなるんだろう・・・解雇?(笑 -- クーノ (2005-06-18 21 14 09) 解雇の悪寒…詳しくは本人に(ぁ -- Silffy (2005-06-19 13 53 10) 名前 コメント #blognavi
https://w.atwiki.jp/battleconductor/pages/69.html
種類 一覧表 排出率 N R SR UR EXUR DN なんの略なのよ? EX++UR EXUREX++URカード EXURカード 一覧 イベント限定プロモーションカード 武装神姫1周年記念アーンヴァルMk.2&ストラーフMk.2 2022年謹賀新年ストラーフ DN レンタルN レンタルRレンタルに登場しない神姫 コメント メインであるゲーム内や公式サイトの表記を見るに公式の呼称は「レア度」。ただし公式操作説明書は「レアリティ」表記。 種類 N R SR UR の4種類がある。 亜種として EX++UR EXUR DN レンタルN レンタルR の5種類がある。 ※レンタルN レンタルR は便宜上の名前でありゲーム内でこう表記される訳ではない EX++URについて、++がEXやURの部分と同様に明らかに文字として縁取りされているため、そういう名前と判断してEX++URとEXURの2種類に分けています。 一覧表 レア度 神姫Cost 武装Cost 武装 親密度上限 ジェムロスト 個体値 Body 神姫 N ★ 70 or 80 変更可 Lv100 ◇ ◆ or ◆◆ or ◆◆◆◆◆ SS or S or M or L or LL カード神姫 R ★★ 130 or 140 変更可 Lv100 ◇◇ ◆ or ◆◆ or ◆◆◆◆◆ SS or S or M or L or LL カード神姫 SR ★★★ 320 or 330 変更可 Lv100 ◇◇◇ ◆ or ◆◆ or ◆◆◆◆◆ SS or S or M or L or LL カード神姫 UR ★★★★ 860 or 870 変更可 Lv100 ◇◇◇◇ ◆ or ◆◆ or ◆◆◆◆◆ SS or S or M or L or LL カード神姫 EX++UR ★★★★ 860 変更不可 Lv1 ◇◇◇◇ ? ? 限定プロモーションカード神姫 EXUR ★★★★ 860 変更不可 Lv1 ◇◇◇◇ ? ? 限定プロモーションカード神姫 DN ★ 70 変更可 Lv10 ◇ ? ? デジタル神姫 レンタルN ★ 70 変更可 親密度なし ◇ ? ? レンタル神姫 レンタルR ★★ 130 変更可 親密度なし ◇◇ ? ? レンタル神姫 より詳しい性能の差異・特徴はこちらへ 排出率 おおよそ N40% R40% SR15% UR5% N R SR UR EXUR DN なんの略なのよ? それぞれ何の略であるかは公式には明かされていないようだが、一般的な知見で推測すると以下の略なのではないかと思われる。 略称 正称 ヨミ N Normal ノーマル R Rare レア SR Super Rare スーパーレア UR Ultra Rare ウルトラレア EXUR Extra Ultra Rare エクストラウルトラレア DN Digital Normal デジタルノーマル 『「俺と神姫で戦うボタン」略して「AUTO」』とする運営なので、もっと奇天烈な正称である可能性は十分にある。 →2021/12/24の公式サイトリニューアルに際し、N~URまでのレアリティの正称がこの表と同じと明らかになった。 EX++UR EXUR 限定プロモーションカード神姫 = EX++UR or EXUR EX++URカード EXURカード 一覧 種類 神姫 配布 備考 EX++UR アーンヴァルMk.2 「JAEPO2020」バトコン試遊特典 3枚のランダムで1枚 ロケテストでのみ使用可能 EX++UR ストラーフMk.2 「JAEPO2020」バトコン試遊特典 3枚のランダムで1枚 ロケテストでのみ使用可能 EX++UR シュメッターリング 「JAEPO2020」バトコン試遊特典 3枚のランダムで1枚 ロケテストでのみ使用可能 シークレットだった EXUR ジルダリア 「事前登録キャンペーン」賞品 抽選20枚 キャンペーンサイトの画像ではEX++URだった EXUR ジュビジー 「事前登録キャンペーン」賞品 抽選20枚 キャンペーンサイトの画像ではEX++URだった EXUR シュメッターリング 「エアコミケ2」グッズセット限定特典 「コミックマーケット99」開催中止に伴う実施 EX++UR ツガル 「カードゲーマーvol.55」付録 EX++UR アーンヴァルMk.2 「カードゲーマーvol.56」付録 イベント限定プロモーションカード ロケテスト会場で発見されたノラ神姫のマーモット(?)AIは賢く、人懐っこく、甘えん坊な性格。家具を齧ったり、夜鳴きもしないが、高火力を好む物騒な一面もある。かわいがってあげてください。 2021/7/16~18のレイドボスバトルロケテスト時に配布されたムルメルティア(今後何らかのイベントが開催された際にも出現する可能性がある)。 通常のものとは表面イラスト及び裏面プロフィールが変わっているが、通常のRムルメルティアとしてゲーム中で使用できる。 親密度が上げられる他、個体値も個別に存在するが、重複して使用する事は出来ないとの事。 武装神姫1周年記念アーンヴァルMk.2&ストラーフMk.2 バトコン稼動1周年を記念して2021年12月24日10 00~2022年2月15日09 59の間、アーンヴァルMk.2またはストラーフMk.2のURカードを引き当てた時、特別なオリジナル装備姿となった両名がデザインされたものに変化する。 これは表面のみのデザイン変更で、性能・個体値などは通常の機体と同じ。ついでにイラストのオリジナル装備も一切出て来ない。 2022年謹賀新年ストラーフ 謹賀新年を記念して2022年1月1日12:00(公式Twitterにより開示された時間)~同12日9 59の間カードコネクトで印刷する事が出来る特別仕様のストラーフ。レアリティRの個体値2V(SPD・BST)成長タイプ晩成型でLサイズ、しかし6V同様コスト+10という変則的な性能。 通常のRストラーフとしてゲーム中で使用できる(装備はついてこない)。 【注意!】たとえ複数印刷しても全くの同一個体なので重複して使うという事は出来ない。 これは紐付け番号が完全に同一であるため。よって運用としては「イベント限定プロモーションカード」のRムルメルティアに準じるものと考えてよい。 ちなみにカードコネクトでは印刷時にフレームやエフェクトを使用できるのだが、しっかり武装神姫の枠(UR)もある。もちろん使っても実際のレア度には影響しない(ややこしい) どうせなら稼動1周年アーンヴァルMk.2&ストラーフMk.2も、こちらの売り方でよかったのではあるまいか? DN デジタル神姫 = DN デジタル神姫の保有上限数は30体です。カード化せずに上限に達すると、新たに購入できなくなるのでご注意ください。 保管期限180日という情報がヘイグに出ており、公式でもどこかで明記されていたような気がするのだが見当たらない。現在は保有期限は撤廃されているのか? レンタルN レンタルR レンタル神姫 = レンタルN or レンタルR レンタルに登場しない神姫 エーデルワイスおよび追加参戦した神姫はレンタルに登場しない。 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1034.html
剣の王妃、戦場を去れば神の姫君 アルマの戦績記録カードを受け取った後も、私・槇野晶は現実感が今一つ 乏しかった。いくら小さな島とは言え、天空に浮かぶ大陸ごと対戦相手を 斬り捨てて……否、消し飛ばしてしまったのである。そんな中で冷静さを 保てたのは、当事者の神姫二人……そしてクララのみである。ロッテも、 普段の彼女からすれば落ち着いていた方だ。神姫のみのシンパシー故か? 「しかしアルマや。あの巨大な爆炎……魔剣の能力、ではないな?」 「はい。電磁加熱機構をオーバードライブさせただけですよ、ただ」 「……エネルギーを無駄にせず、魔剣に蓄熱させて活用したんだよ」 「そうですの。わたしとアルマお姉ちゃんの剣は、頑丈ですから♪」 「あ、あたしの言葉~……とにかく、あれはマイスターの力ですっ」 確かに“ヨルムンガルド”と“マビノギオン・アサルト”の発生熱量を 全て一点に集約すれば、起爆は可能……だが、それだけでは自分の躯が ダメージを負ってしまう。恐らくは、刀身自体を耐熱装甲代わりにして 爆風を誘導したのだろうが……それを為しうるエルテリアの力。そして 複雑な挙動を容易に制御するアルマの潜在能力。恐ろしい娘だ、有無。 「にしてもだ。あれらを見て、驚くのが神姫より人間ばかりとはな」 「“肉の躯”だと、多分兵隊さん位しか想像できないと思いますの」 「ですね……あたし達は、戦う定めに身を置く“武装神姫”ですし」 「戦の中にあればこそ、敵の力を冷静に見極める能力を得る……か」 「と言っても全く驚かなかった娘は、流石に居なかったと思うもん」 “人間”として産まれ生きてきた私では、確かに現象を解析こそすれど あの“一撃”を感覚として“理解”する事は、さぞ骨が折れるだろう。 だが、それでも私はやらねばならん!“アルファル”を完成させる為、 この娘らの為に……同時に私の“追求したい”エゴの為でもあるがな? 「……よし、着いたぞ。今日の祝勝会はここでやる、いいな三人とも」 「お、お茶漬け屋“ばんじゃ~い”?……お茶漬け食べるんですの?」 「ここの鮭茶漬けが、旨いと聞いてな。アルマは塩味を好む質だろう」 「あっ……は、はいっ!でもいいんですか、あたしの好みなんかに?」 『なんかに』などと言うな……と指でアルマの口を塞ぎつつ、入店する。 秋葉原からほど近い場所だが、流石に神姫を連れた客は少々珍しい様だ。 襷を掛けた若い女性店員が、物珍しそうな目をしつつ案内をしてくれた。 ……何故かクララが、私の胸で落ち着かん。こっそり理由を聞いてみる。 「店員さんは、塾の……ほら、倭さんなんだよ。フィオラを欲しいって」 「なんと。狭い様で広いがやっぱり狭いな、東京は……うぅむ、意外だ」 この店員は、クララがHVIFの姿で“通っている”塾の友達らしい。 とは言え、彼女は“神姫のクララ”を見た事がない。私も初めて逢う。 不用意にクララの“声”を聞かれねば、悟られる心配は少ないだろう。 それに今日はアルマの祝勝会。倭とやらには、今日の所は黙っておく。 「はい。それじゃ、鮭茶漬け二の梅茶漬け二ですね……食べられる?」 「何も私一人で食べる訳ではない故な。気にせず持ってきてくれぬか」 「は、はぁ~……まさかその神姫達が食べるんじゃないです、よねぇ」 「ふふ、そのまさかだと言ったらどうする?さ、準備を頼むぞ店員よ」 自らも神姫を伴侶としている故に、私の言葉はより一層驚きの的らしい。 それでも、カリカリに灼け脂の弾ける鮭が出てくるのは間もなくだった、 仕事は手を抜かずきっちりこなす性格らしい。気に入ったぞ。身を解せば ジューシーな汁が湧き出す鮭。柔らかく見るだけで唾液を産む紀州の梅。 「蓮華も三つ、倭とやら気が利くな……さ、皆遠慮せずに食べるが良い」 「はいですの~♪マイスターとアルマお姉ちゃんは、鮭の方をどうぞっ」 「ボクとロッテお姉ちゃんは梅茶漬けだよ。ほら、アルマお姉ちゃんは」 「あ、覚えていてくれたんですね?……あたしが酸っぱいのダメだって」 そうなのだ……情けないが、私達四人は食べ物の好き嫌いを持っている。 中でも私とアルマに共通するのは“梅干しが食べられない”という事実。 私の梅干し嫌いは、碓氷灯にも共通した先祖由来の性質らしい。アルマは もっと大雑把に“酸っぱい物が嫌い”なのである。マリネも苦手らしい。 「じゃあ、私も戴くとしようか……まだ手伝いは不要か、三人とも?」 「はい。コレ位の“荷物運び”なら、お店でもやりますしね……っと」 「でも、鮭の方は少し大変そうかな?ボクらのは、これだけだもんね」 「なんだか、お昼にやっていた大豆運びのゲームを思い出しますの♪」 ここで“茶漬け”を選んだ己の不明を呪う。そう、ご飯に乗せる具材。 神姫の躯では、これらを解してお椀へと移す作業が非常に手間なのだ。 だが、普段“食事”を行っている彼女らには、それも苦ではない様だ。 「よし。では……戴きます。お前達も準備が終わったら、食べるといい」 「はい、無事完成ですの!じゃあ皆蓮華を持って、戴きますですの~♪」 「戴きますなんだよ……はむ、ん……あちち。でも酸味が美味しいかな」 「戴きますッ。はふはふ……あむ。ん……鮭が美味しいです、とっても」 「気に入ってくれたなら何よりだ。ん?アルマや、何をしている……?」 鮭茶漬けが入った蓮華を抱え上げて、アルマが隣のクララに突き出す。 それを美味しそうに、クララが食べる。そして、次はロッテに……!? ──そう!『あ~んしてください♪』というあのセリフと共に、だッ! 予期せぬシチュエーションを目前にして、思わず私も動揺してしまう。 「じゃあ次は……マイスターですっ。はい、あ~んしてくださいね♪」 「て、照れるじゃないかアルマや……あ、あ~ん……んむ、んむ……」 「如何ですか?って同じ鮭茶漬けだから、有り難み薄いでしょうけど」 「う゛、そんな事無い!そんな事は無いぞッ!!……だってな、その」 ──────大切な人にしてもらうと、美味しいからね。 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/479.html
第二幕。上幕。 ・・・。 夜は明けるまでまだ少し・・・開店まではまだ数刻。 雨が跳ね、闇に佇む一軒のお店。 シルバー&グラスアクセサリー専門ショップ『ムーン』。 奥のアトリエからはリューター特有の甲高い音が僅かにだが聞こえている。防音が不完全なのではない。『彼女』に聞こえるように、少しだけ開けているのだから。 遠い雨音と変わらない程の音。それが遠くに聞こえる、開店前の店の中で仄かな光がうつろっていた。 『彼女』はキャッシャー台の上、そこにいる一体の神姫。 ダークブルーとブラックという、シックなスーツカラーで身を包んだ人気の高い武装神姫、悪魔型MMSタイプ「ストラーフ」。彼女は丁寧な銀細工で周囲を装飾され、中央に良質クッションでのベッドが拵えられたクレイドルの上。膝を組み、手の中で悪魔型が頭部に装着する「角」を専用のウェスで丁寧に磨いていた。 思いの他に早く目が『覚めて』しまった。そして未だ「音」は止んでいない。キャッシャーを兼ねるコンピュータに映されているテレビ画面をそれとなく眺めながら。時が流れるのに身を任す。 派手な爆発。音量が絞られている為に聞こえるかどうかの轟音。 光が飛びまわり、一瞬の隙を突いた猫型武装神姫のクローが片方の犬型武装神姫に命中する。悲鳴を上げる事も無く地面に叩きつけられる敗者。ハイライトと右上に表示されている。昨日の大会の内容らしい。 その詳細な・・・とも言い難い内容をアナウンサーが嬉しそうに報じているらしい事が、字幕で解る。 周囲に配された芸術性が高い銀細工が映し込む映像・・・一応は戦場とでも言うべきか? 手を突き上げるは勝利者・・・。 ふっと、そのストラーフは自分が座るクレイドルを見て、そのまま空に視線を這わせた。 「・・・・・・」 何かを考えながらも、彼女は磨く手を止めない。 『昨夜のオフィシャルバトルは・・・』 テンプレート通りの話し方で結果を伝える優男。そのストラーフはしばしの間、その物憂げな赤い瞳に画面を落としていたが、やがて時計の針が指す方向に気付いて上体をゆっくりと起こした。 ツインテールパーツの人気が圧倒的に高いため、最近では余り見かけない「角」パーツを馴れた手付きで装着する。彼女の自慢であるそれは、他のストラーフの物とは違う深い漆黒色、表面は硝子でコートされて、それも風景が写りこむぐらいに磨き上げられたハンドメイドの逸品。 彼女の名前はヴィネット。その綺麗な角パーツの為に「角子さん」と常連の方から呼ばれる事もある。この店の『看板娘』である。 彼女は卓上から、椅子を踏み石にして飛び降りる形で、たったの二歩で床に降り立つ。と、そのままアトリエの方に足を向けた。 ほんの僅かに開けられている防音処理が施された扉。その隙間から滑り込んだとほぼ同時。響いていたリューターの音が止んだ。 決して整頓されているとは言い難い、むしろ散らかっているアトリエの奥、作業机。 後ろでくくる程に長いグレーの髪をした青年が、その眼鏡の奥の細い目をより一層細くして出来上がったばかりの作品をライトに照らしている。やがて、息をひとつ吐くと何やら頷きながら作品を机に置いた。 その姿を見てヴィネットは安堵の笑みを浮かべると、声をかける。 「おはようございます。マスター。注文の品・・・完成したようですね」 普通の武装神姫が発する声よりも、その声は明らかに大きく、明瞭で美しい。 青年は、こちらに顔を向けて微笑み、眼鏡を直しながら応えた。 「Guten Morgen・・・ヴィネットさん。ご覧になりますか?」 「是非とも、拝見させていただきます」 彼の名前はリカルド=ケンザキ。彼女のマスターにして、26歳でマエストロの名を持つ店長。 ヴィネットはリカルドがしゃがむ様にして差し出した掌に身を乗せる。 そのまま作業机の上に恭しく案内され、そこに置かれている銀製のティアラを見つけると、思わず小さな感嘆の声を上げた。 中央から左右にかけて彫り込まれた繊細な飾り花。両翼には祝福を告げる天使が踊っている。土台そのものにも装飾が描かれ、美しい流線型のラインは、冠する花嫁の頭上を一層華やかに彩るであろう。 「・・・」 嬉しそうに自分の身体より大きな芸術品を手で一度撫でると、ヴィネットは仕事を終えて髭が不精に伸びてしまったマスターに振り返った。 「お見事ですマスター。それで」 眠そうに伸びをする彼に肩をすくませ。 「・・・本日はお店を臨時休業に致しましょうか。今日はバイトの方は来られませんし。二日ほど寝ていらっしゃらないでしょう?」 「えぇ、そうですね。すいません、データの処理等をお願いできますか?」 ただでさえ眠そうな目をしているのに。今日ときたら・・・。 口の中で笑いを抑えながらも。彼女は頷いた。 「それでは。そう手配致します。横になる前にシャワーだけは浴びて下さい」 手元を照らすライトのスイッチをOFFにしながら言う事は言う。 「はい。解っています」 「そう仰いますが、三度に一度はお忘れですよね?」 「・・・参りました。注意いたします」 苦笑を口元に浮かべながらリカルドがゆっくりと立ち上がるのに合わせ、ヴィネットは、その肩まで腕を伝って駆け上がった。 「おや? これは珍しい・・・肩までですか?」 普段は頭まで駆け上る彼女にしては珍しい。 「気分です」 さらりと流すが、少しだけ彼女の頬は紅潮している。 「・・・お疲れ様でした、マスター。あのティアラを冠する花嫁はきっと『幸せ』でしょう」 そう言って、彼の頬にキスをする。 「ありがとうございます」 嬉しそうに言う彼の横顔を見て、ヴィネットも我慢できずに笑った。 「・・・マスター?」 ふっと。 これまた決して整頓されているとは言えない、美術関連の本や雑誌が氾濫する寝室。シャワーを浴び終え、そこのベッドに横になろうとするリカルドに対し。 ライトスイッチの所に立っているヴィネットは、思い出したように声をかけた。 「何でしょう?」 外そうとしていた眼鏡を掛け直し、リカルドは問い返す。彼女は、先のクレイドルの上で浮かんだ言葉を口にした。 「私の後・・・私の他に。神姫を迎える予定はございますか?」 「・・・?」 その質問の意図を捉えかねたのか。しばらく彼は沈黙していたが。 「今の所はありません。恐らくは迎えないのではないでしょうか?」 そう。応える。普通の神姫ならば、その返答は喜ばしい事であろう。 ・・・しかし、ヴィネットは暫し考え込むように首を捻った。 「どうしました? ヴィネットさん」 「いえ。・・・だとすれば、お願いがあるのですが」 しっかり者の彼女が『お願い』とは珍しい。さて何か。リカルドはベッド上で起き上がって姿勢を直した。 「どうぞ」 「いつしか私の機能が・・・故障でも、『寿命』でも構いませんが、とにかく停止した後。当然今ある神姫関連の整備品・データファイル等は処分をお願い致します。マスターはただでさえ片づけが下手ですが。サイズがサイズだけに決して手間は取らないでしょう」 ヴィネットが口にしたその言葉に。彼は眉をひそめ、顎に手をやった。 それが不満のポーズに見えたのか、ヴィネットは多少語気を強めた。 「勿体無いなどとは言わないでくださいよ? それだからマスターは片付けられないのです。使わない、使えない物は処分。それが基本です」 「・・・」 彼は答えず、小さく頷くのみ。 「さて。そこでご相談なのですが・・・」 コホン、と。多少照れくさそうに一つ咳払いをして。 「マスターが・・・私の為に加工し、見事な装飾を施して下さいました専用クレイドル」 私の為に。というのは非常に気が恥ずかしいのだが。事実彼が『ヴィネットさんの為に作りましたよ』と言って持ってきてくれた物だし・・・と彼女は自分を納得させる。 「あれだけはどうか、他の神姫にお譲りください。使用している自分で言うのも何なのですが、あれほど見事な物を私一代で終わらせるのは・・・勿体無いというか・・・その」 そこで。ヴィネットはリカルドが何やら悩んでいる事に気付いた。左手で口を覆い、普段は眠そうな細い眼光を鋭くし。じっと地に視線を落としている。 時折リカルドが見せる『集中している』表情だ。普段の彼しか知らない人ならば逃げ出すかもしれない。 きょとんとして。彼女は問いかける。 「・・・マスター? どうされました?」 「いや・・・ヴィネットさんが。亡くなったら・・・ですか」 こくり、と喉が鳴った。見慣れている彼女と言えども。この表情の彼には近づきがたい。 「・・・」 かける声さえ見つからず。彼女は何らかを思案する主が声を発するのを待った。 たっぷりと、数十秒はかかっただろうか。ゆっくりとリカルドは手を口元から外しながら顔を上げた。 「銀、いや・・・ガラス・・・」 「・・・は?」 緊張の抜けたヴィネットの声を無視し、柔和な表情に戻ったリカルドはポン、と小気味良い音を立てて手で拍を鳴らす。 「そうですね。ヴィネットさんを購入した時の・・・ブリスターですか。あれにヴィネットさんを入れて、そのまま包めるほどのガラス細工の棺を作りましょう」 その口から発せられた言葉は、彼女の想像を、遥か斜め上方に超えていた。 「当然外から見えるように透明度には最新の注意を払います。細工にしてもこのリカルド、全身全霊を持ってして見事な物を彫り上げましょう。恐らくは一年・・・いや、二年かかるかもしれません。しかし必ず完成させてみせましょう」 にこにこと。心底嬉しそうに言うリカルドに、ヴィネットは開いた口を塞ぐ気力も無く声をかけてみる。 「あの・・・ま、マスター?」 「いえいえ。顔の部分は装飾を省くのでご安心を。外から見て歪む事が無いように」 そんな事を気にもとめず、いや、一応は聞いているのか。とにかく質問を全く真意を汲まずに受け取ったリカルドは、ヴィネットの言葉を手で制して首を横に振った。 自分の世界に入ってしまったのか。唖然としたままの彼女を無視するように、遠い目で天井を見上げる。 「・・・恐らく、私の代表作になるかもしれませんねぇ。完成すれば、多くの方に見て貰う為に店先に置くか・・・いえ、盗難が怖いので居間か玄関口ですね」 「えっと・・・」 「いや・・・いやいや? 私が日々、手元で見なくてはなりません。やはり寝室ですか・・・」 この部屋の・・・どこに置くのだろう。壁にはデザイン画が氾濫する寝室をぐるりとヴィネットは見渡してみた。本棚は一杯であるし。ラックは全段が仕事等々の何やらでみっしりと埋まっている。 いつ崩れてもおかしくない。自分にそれらが降り落ちる事を思い、少々ぞっとした。 「・・・それはおいおい考えるとして、いずれにしろ360度どの角度から見てもヴィネットさんの美しい姿が、そのまま、いえ。それ以上に美しく見えるようになっていなくては」 「あの、マスター・・・?」 嬉しい事を言ってくれるはいいのですが。私はそのような・・・などとは当然言えるはずも無い。顔が火照るのを感じながら、ヴィネットはとりあえず手をぱたぱたさせる。 「何せ・・・」 天に向けていた視線を真っ直ぐにヴィネットに向け、その姿を細い目に宿し。 納得したように頷きながら優しくリカルドは笑いかけた。 「・・・。私の、素敵なパートナーですからね」 何か言おうとして。しかし恥ずかしさやら何やらが心の中に洪水を起こし。 その自分に放たれた素敵という言葉にどうしていいものか、ヴィネットは顔から首を真っ赤にして口を半開きにパクパクさせながら。 「・・・っ、マスター!」 とりあえず。怒鳴ってみた。 それも神姫とは到底思えぬ声量で。 「は、はい!」 びくっと身体を引きながら、リカルドは情けなく返事をする。 「貴方は初期梱包のブリスターなんてまだ取ってあるんですかっ!」 「わ、これは失言を・・・」 思わず両手で口を抑える主を、真紅の瞳で睨みつける。 「何ですってっ? いらない物は捨てろと、いつも言っているでしょう!?」 あの、その。とか言いながらアタフタする主に尚も食って掛かる。 「それにガラスの棺と仰いましたが、どれほどの深さの彫刻を彫るおつもりですか! そのガラス屑は誰が処分するんですか!?」 「え? それはヴィネットさんがいつもデスククリーナーで・・・あ」 やっぱりか。 じりじりとベッドの上を後ずさるリカルドに対し、ことさらゆっくりとヴィネットは口を開く。 「マスタぁ・・・?」 小さいながらも、他者を見下すようなあの視線がたまらない。という、そっちの嗜好の神姫ユーザーには人気があるストラーフタイプ特有の眼光。 「いや、それは」 引き攣った笑顔を浮かべるしかないリカルド。 「そもそも私がいなくなったらの話です! この寝室をご覧なさい! 私が言わないと満足に掃除も出来ない方が何を言っているんですか!」 「す、すいません!」 「彫刻が埋まるくらいに埃まみれのガラスの棺なんて真っ平ごめんですよ! もう・・・」 彼女は腰に両手をやり、彼から顔を逸らす。 視線を地に向け、肩で一度溜息をした。 「・・・それならそれで、掃除が得意な奥様を迎える事が先決と。そう、お考え下さい。マスター」 「・・・善処致します」 平伏するリカルドに目を向けず。 ヴィネットは大きく大きく、わざと聞こえるように。もう一度長い溜息をついた。パチッと電気を手元で消す。 「・・・マスター?」 「はい?」 その、僅かに朝の日差しの欠片が差し込む薄闇の中。 自分は。 「・・・ありがとうございます」 きっと。 笑っていたのだ。 「・・・はい。おやすみなさい」 彼もまた。 店先に戻り、PCを起動させて休業日用のデータを呼び出す。 ふと。気付き、彼女はキャッシャーの後ろにある出窓に飛び乗った。そろりとカーテンを開けて外を窺う。 夜半から降り続いていた、雨が止んでいた。光が少しずつ夜を明けていく。 彼女は嬉しそうに笑みを浮かべて、彼が起きないように小さな声で朝を祝福する歌を歌い始めた。 母から『受け継いだ』自慢の喉が、今日も震え美しい声を響かせる。リカルドの作品でもある角に僅かな朝の陽が照り返し、すみれ色の髪に遊ぶ。 美しい声が紡ぐドイツ語。歌は流麗で静やかな流れに乗って店内に響いていく。ショーウィンドウに飾られたガラスや銀の装飾品が、歌に歓びのリフレインを被せる様に、差し込んだ光をきらきらと躍らせた。 そう。 十年後は・・・どうだろうか。 二十年、三十年後・・・? とても一緒にいられるとは思えない。 いつしか私の身体は壊れ、母のように死を迎え入れるときが来る。 だけど。 この目が貴方の、優しい姿を映さなくなったとしても。 この耳に貴方の、柔らかな声が届かなくなったとしても。 掃除好きの奥様が、相変わらず掃除をしない貴方に文句を言いながらも優しく埃をはたいてくれて。 そして貴方の穏やかな視線が。見事なガラスの棺を通して私に届くのでしょう。 私はきっと。その時も暖かな光に包まれている・・・。 それは私の知らない未来。けど、私の『心』が信じる未来。 笑いますか? そんな事を考えるとき。 この胸がくすぐったくなるような『想い』を。 ・・・私は、『幸せ』と呼ぶ事にしています。マスター。 第二幕、下幕。 第二間幕
https://w.atwiki.jp/busou_bm2/pages/147.html
[部分編集] 第~弾 武装神姫のフィギュア発売順にナンバリングされた公式の呼び名。一般発売された同時発売の神姫、例えば初代アーンヴァルとストラーフをまとめて第1弾と呼ぶ。フルセット第~弾、ライトアーマー第~弾と呼称される。コナスタ限定発売だったフブキや、バトマス限定版のみのアーンヴァルMk.2&ストラーフMk.2、基本的に限定発売の各リペイント版は、従ってこの第~弾にはカウントされないので注意。ちなみにこの定義に従うと、第11弾はアルトレーネのみとなる(アイネスはもともと限定販売だったため)途中で面倒になった特殊な立ち位置の神姫(リペイント版など)が増えたり、ライトアーマーとフルセットが統合されたりしてカウントがややこしくなったからか、公式にカウントされたのはフルセット第12弾の紗羅檀&ベイビーラズまでであるが、ファンの間では他に適当な呼び方も無かったせいか、カウントが継続されている…が、一般発売されたリペイント版であるアーンヴァルMk.2テンペスタ&ストラーフMk.2ラヴィーナは第~弾にカウントするかどうかについて、ファンの間でも意見が割れてしまい、結果として第17弾がMk2リペイント組になるのか、その次のビックバイパー組になるかが微妙なことになっている。 大地さん ガイアの事。ガイアが大地の女神の名だったりすることから。 ダウンロードコンテンツ PlayStation®Networkを介して配信される追加要素。略称のDLCで呼ばれることも多い。内容は神姫そのもの(素体)や武装、追加シナリオなど様々。本作では発売直後から週一ペースで・・・のはずが、バグが発覚してから長らく配信停止状態になってしまい、11月になってようやく配信が開始された。配信が順調であった場合配信後に発売のハズだったアニメ「武装神姫Moon Angel」DVD発売日の事もあり、この配信の遅れをどう取り戻すのかが注目されたが、結局、停止期間の分2ヶ月ほど後にスライドしただけで終わる様子。容量が尋常ではないため(ベイビーラズのシナリオで197MB)、全てのDLCを入れるには高容量のメモリースティックDuo(最低でも8GB、余裕を持たせたいなら16GB以上)が必要になる。 タッグマッチ 味方1人、敵2人で2対2で戦うマッチ。…なのだが、味方は何の役に立たない事が多い上に、敵は強力(ハンディ戦と違って全力でくる)なので、特に高レベル遠距離戦となると2対1で反撃する隙もなく一方的にぼこられストレスがたまる。裸ナイフと並んでみぎぃする人多し。 種子 種型ジュビジーの俗称の一つ。「たねこ」と読む。 たま子 神姫マスター大木戸甚平のマオチャオ型神姫。メインストーリーや各神姫のイベントにといろいろな出番をもち、そのたびにアクシデントに見舞われていたりするが、マオチャオ型なので一切気にしていないようである。ある神姫のイベントでは彼女の過去について少し触れられている。 ヂェリカン 神姫用添加剤「ヂェリー」を封入したボトルで、直接神姫の口から摂取することで効果を発揮する。オプション装備品に属する。ちなみにジェリカンと書くとCHOCO氏が「ヂェリカンだっていってるぢゃねーかよ」とお怒りになるので注意。 ちっぱい 体のとある部位の大きさの表現。ここで多くを語る必要はないだろう…。 千歳 本作に登場するライバル神姫マスターの一人。フルネームは小早川千歳。相方はストラーフMk.2のリリス。ある意味、前作ではメインヒロイン的立場で、それなりに出番も多かったのだが、本作での追加部分ではかなりの空気である(まぁ、設定上仕方ないといえば仕方ないんだが)。とはいえ、ストーリー上何度も対戦したあげくに、最後は〇〇に来てくれる、まさにライバル。 痴豚 バトマスを(いろんな意味で)象徴する変態マスター。その趣味に付き合うミランダ嬢の言動に、イーダはこういう神姫という印象を持った紳士は多いはず。その人気っぷりは、某所でまとめ動画まで作られたほどだという…というか公共の場では自重して他人の迷惑にならないようにするのがマナー。彼に限った話ではないが紳士淑女はゲーム中の上級紳士の真似は絶対にしないように。 ちなみに「建機型神姫」は神姫ショップで買えるからなよろしく頼むぜ! 元ネタはバトルロンドでの建機型グラップラップのリョーコが店を出る際にかけてくるセリフ。あまりにも唐突かつ(フィギュア投売りでも在庫になってたり、バトロンでも使用する人が少ない為に)悲壮感の漂うセリフだったため、ネタとして関連スレに使用されるケースが多い。 超性能 種子ことジュビジーの口癖。 ちょっとコンビニ行って来る 武装紳士がこの呪文を唱えると、今作では財布の中身がなぜか未使用プレイステーションネットワークチケット(DL神姫を購入するためのチケット)になってたりする。 ツガル スタジオルーツ製神姫、サンタ型ツガル。基本はツンデレではなく素直だが、中の人繋がりでツンデレ的な発言をすることもある。元々はbeatmania IIDXに登場したキャラクター。メーカー非公式のデザイナーによる裏設定がある。 津軽 サンタ型ツガルの俗称の一つ。ツガルをそのまま変換した際の地名からそう呼ばれる。 ツバサ君 配信アニメ「武装神姫 Moon Angel」の主人公。一見無垢な少年のようだが、神姫が欲しいという純粋かつ邪な願いを持っている。ふとした切欠でアーンヴァルMk.2型のかぐやを手に入れることから話が始まる。外見からは小学生のように見えるが、傷ついたかぐやをパテで修復したり、自作の武装をプレゼントしたりと、ただの子供とは思えない能力を持っているが、2040年代の未来の小学生はそれくらいのスキルならあるのかもしれん。すごいぞ2040年。ちなみに声の担当はイー姉の中の人である。 ディオーネコーポレーション 武装神姫世界における神姫製造メーカーのひとつ。アルトレーネとアルトアイネスの素体部分のメーカー。武装部分はアームズインポケット社が手掛けるという共同開発の形となっている。 ですわ 標準イーダ型の語尾。すべての会話につける事で、あたかもイーダ様が発言なされた様に見える不思議。余談だが語尾に無理やり「…ですわ」とつけるイーダ型がバトロンにいたりする。 ですわですわ イーダの俗称の一つ。語尾の「ですわ」の印象が強いためにそういわれだした。 天使型あーんばるがいいと思うわ/あーんばるがいいと思うの かつて公式サイトで配信された「武装神姫RADIO RONDO」内での天使型あーんばるの中の人である阿澄佳奈先生による名(迷)台詞。(第14回の24分48秒辺り)時折ネタとして使用されることがあり、「あすみん先生、自重してください」と返すのがお約束。「わかりました!じゃーあ、ハウリンをかいます!」(by喜多村ハウリン犬子) テンペ 天使型アーンヴァルMk.2テンペスタの略称。テンペスタ(tempesta)は「嵐」ではなく、「大嵐」を意味するイタリア語。(英語ではテンペスト tempest)よく混同されがちだが、「嵐」は英語ではストーム(storm)である。(ちなみに嵐はイタリア語ではテンポラーレ temporale)立場的にはアーンヴァルMk.2のリペイントにあたる。DLC(アニメ「武装神姫Moon Angel」)の各号に付属特典として武装が登場している。 てんぺったん 天使型アーンヴァルMk.2テンペスタの俗称の一つ。別にぺったんなわけではなく、元がアーンヴァルMk.2なのでそこそこある。あれ、こんな夜更けに誰か来たのかな…。 闘神の玉座Mk2 称号の一つ。ゲームセンターと裏バトルとクリア後のF0大会に登場する全てのマスターに勝利することで手に入る、やりこみの到達点のひとつ。この称号の場合、同じ名前のライバル神姫でも装備が違うと別キャラと見なされる。つまりこのゲームで発生する全てのバトルをプレイしなければならない。当然取得には相当な時間を費やす。取得するとジャスティス型専用超強力レールアクションを入手できるが、果たして使って更に楽しもうという気力が残っているかどうか・・取得の為に本編クリア後のF0大会を何度もマラソンすることになるが、誰と戦ってないかが解らなくなると悲惨な事になるので、面倒でもライバルリストを自作し、戦った相手をチェックしながらプレイすることを強く推奨しておく。 トライク 三輪が車両の中心線を対照として三角形の形に配されたオートバイの総称。前輪もしくは後輪が二輪となる。日本で運転する際は普通免許が必要(二輪免許では運転不可)アーク イーダが高機動時(本作では専用RA発動時)にトライクモードに変形する。どちらも武装のみをトライクに変形させることが可能である。 ちなみにタイヤが三つだから「トライ」クと言う。バイクはタイヤが二つだから「バイ」ク(自転車も「バイ」シクル)。 トライファントム ストーリー終盤に登場する三人組。意味深な台詞を言う割に結局彼らの目的が何だったのか良くわからないまま話は終わってしまう。終盤でのステベロスの台詞をそのまま受け取ると、文字通りプレイヤーの経験値になるために出てきたそうなので、ラスボス戦も控えているしありがたく経験値になってもらおう。最初に出てくる禿スキンヘッドのアルゲス、紅一点のプロンテス、スケベイスとか名前を間違えられる津軽大好きなステベロスの三人で構成される。が、名前の割に前作の四凶に比べ影が薄い。ところでトライファントムなんて厨二病的な名前をつけたのは誰なんだろうか……やっぱりラスボスのあいt(うぅぅぅぅきゃぁぁ!)なお対戦時には「アルゲス神姫」のように愛着もくそも無い名前だが、ライバルデータで見ると神姫達に名前がしっかりついていたりする。 鳥子 セイレーン型エウクランテの俗称の一つ。 鳥P 武装神姫コンテンツの鳥山プロデューサーの事。武装神姫の責任者なのだがあちら側に行ってるかもしれない人。公式のアーカイブによると試作段階の神姫をよくみぎぃしてしまう危険人物らしい。作中ではバードマウンテンの名でレプリカ神姫に関わっている。 ドリル 穴をあける道具。なぜかフィクション等で武器として使用される。パイルバンカーと並ぶ漢の浪漫兵器。神姫の場合もそうだが、実は正確な円錐形のドリルというものは実際には存在しない。似たような形状の物としては、アクリルなどの脆くてやわらかい素材に使用される鋭角状のドリルや、薄板に使用される段付きドリルやステップドリル、ドリルではないが穴を広げるためのリーマ、といったところか。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/186.html
そのろく「類は共を呼び友になるのか?」 きりきりきりきり ひゅっ ずとん 「的中」 現在部活動の真っ最中。 人間何事も平常心が大切だよね、って取って付けた事を言うつもりも無いけど、雑念邪念を振り払いたい僕にとって、この部活を選んで良かったと言わざるを得ない。 昨晩のアレは、なんて言うかダメすぎる。 おかげで今朝は、なんとなくティキを正視出来なかった。 そういう意味でも弓道っていいよね。精神修行だし、集中しないと動作に現れる。 つまりへまをやらかしたくなければ余計な事は考えないようにしないといけない。 ひとしきり矢を番えた僕は、更に精神を落ち着かせる為道場の隅で正座し、反目閉じる。 ウチの学校の弓道部は大会等で好成績を残す事を目的としていない。なら何が目的なのかと言えば、「修練」なのだそうだ。 だから勝つ為の技法より、心構えや求道性を求められる。そんな指導で強い選手など早々育ちはしない。 つまり、そんな空気感のある部活と言う事。 だから僕が隅で心を落ち着かせる為に正座をしようが、誰にもとがめられる事は無い。 顧問に言わせればむしろ奨励。 実際にどんな邪念妄想を打ち消そうとしているかなんて、誰にもわかるはず無いのだから、僕はこの時間を有効活用し、必死に平常心を取り戻そうとしていた。 すうっ、と僕の隣に誰かが座る気配を感じる。 一人が座して、他の部員がそれに倣う事も多々あることなので、僕は気にしないで雑念と闘っていた。 の だ が、 「武装神姫」 耳元ではっきりとそう聞こえた。 雑念を読み取られるわけ無いんだけど、僕はそれでもギョッとして今となりに座した人を確認する。 同じ一年の式部敦詞(しきぶ・あつし)がそこにいた。 式部は目を閉じたまま、小声で続けた。 「明日の放課後、神姫を連れて三丁目の公園に来い」 「……わかった」 僕は、やはり小声で答えるしかない。僕は学校ではそういう興味がまったく無い人間として過ごしているので、事を大きく出来ない。たとえそれが脅迫だとしても、だ。 結局僕は、新たな雑念を抱えて家路に就くことになった。 次の日 部活が無い日をわざわざ選ぶのは、やはり同じ部に所属するからで、部活がある日だと時間的に都合が悪い。そういう意味じゃ常識的な相手。 つまり、あまりにも非常識な要求はしてこないだろう、と僕は予測する。 正確に時間を決めていたわけじゃないので特に急ぐ事も無く、僕は公園に到着した。 「遅い!」 来るなりヤツはそう言う。 「別に時間決めてたワケじゃないだろう?」 僕は答える。チョット言葉が強張るのは緊張してるから。 「それがお前の神姫か?」 「そ……そうだ」 式部は僕の頭の上にいるティキを見る。今日のティキは母さんが作った服を着ていた。 そんなティキを確認し、式部はチョットだけ目付きをきつくした。 頭の上でティキがビクッと震えるのを感じる。 「なんで武装して無いんだよ」 「……はぁ?」 「それじゃあバトル出来ねーじゃんかー!」 式部はそう言うと、大げさに天を仰ぐ。 「……話が読めないんだけど?」 そう言った後で、僕は式部のすぐ近くで宙に浮いている、小さな人影を確認した。 白い素体に真っ赤なアーマー。 「おい、それって……」 僕は思わず指差す。 果たしてそこにいたのはMMS TYPE SANTA CLAUS ツガル。 その姿に頭上のティキも気付いたんだろう。僕の頭の上でジタバタと暴れだす。 「マスタ! マスタ! 見た事無い娘がいるですよぉ☆ すごいですよぉ♪」 「まだ発売して無いウエポンセットの!!」 「はい。はじめまして。きらりです。よろしくお願いします」 未だ天を仰いで悶絶している自らのオーナーを尻目に、きらりと名乗った神姫が丁寧にお辞儀した。 公園にいたままじゃ埒が明かないという結論に至って、僕らは連れ立って近所のアミューズメント・センターに場所を移した。 ここは所謂昔で言うところのゲーセン。それにファーストフード店とそして武装神姫のアクセスセンターとを兼ね備えている施設だ。 「つまりBAのコニ○・パレスみたいなところなのですよぉ♪」 「……誰に対して言ってるかわからない上に、僕には言ってる意味もわからん」 遠慮がちにティキにつっこむ。 場所柄だろうか、周りには神姫を連れた人たちで賑わっている。ここではセカンドリーグまで扱っているらしいので、そういう意味じゃリーグ参加者が多いのも当然か。 僕らの様な地方(と言っても首都圏)に住んでいる人間にとって、こういう施設は需要が高い。 僕らは適当に空いている席を陣取ると、軽食を取りながら改めて話を始めた。 あー……でも、たいした話でも無いので内容だけ。 要するに、式部は僕とティキが初めてバトルしたあの試合を偶然にも目撃していたらしい。それでオーナーの顔を覗いて見たら、何と見知った顔じゃないか。神姫ユーザーである事を(僕とほぼ同じ理由で)隠していた式部は、何としても発見した同士を逃がすわけには行かない。 「と思って、つい声をかけちまったんだよ」 式部はそう言ってジュースのストローに口をつける。 「それにしたって、もっとやり方ってあるだろう? っと、ティキ、ウロチョロしない」 答えながらもティキをあやす。ティキとしては珍しいんだろうな。もっと色々と外に連れ出さないと。反省。 そういう意味じゃ、きらりは落ち着いたもので、大人しく座って式部と一緒にポテトをかじっている。 「あんな言い方じゃ、どう好意的にとっても友好的には受け取れないよ」 僕は大好きなマウ○テン・デューに手をつける。 「あー…… それについては反省してる。よっぽど切羽詰ってたんだな、俺」 「一人で納得するなよ」 「ははは。まぁ良いだろ? で、それじゃ、改めて。今度部活が無い日に、俺のきらりとお前のティキでバトルしようぜ」 そう言って右手を僕に差し出す。これは握手しようってことかな? 「わかった。明々後日だね。……最初からそう言ってくれれば良かったんだよ」 僕は式部と握手を交わす。こういうのって慣れて無いからチョット照れる。 「へへへ、こういうの、チョット照れるな」 まるで僕の心の中に浮かんだ言葉をそのまま言った様な、そんな事を口にした式部に驚く。 だけど、僕が驚いた事には気付かなかった様で、式部はごく普通に話を続けた。 その後、僕と式部は今まで誰にも言えなかった神姫の話を十分に語り合い、ティキときらりはお互い知らない事を情報交換し、親睦を深めていった。 「それじゃぁ、またな」 「うん、また明日」 「今度はバトルフィールドで会おうね」 「ハイですぅ♪ 楽しみなのですよぉ♪」 僕らが別れの挨拶を交わす頃にはもう時間は十分に遅くなっていて、とても高校生が遊んでいる時間とは言えない。 空には満天の星が輝いていた。 「明日も晴れそうだね」 「ハイですぅ♪」 足取りも軽く、僕は家路についた。 ……母さんに怒られる事は必至なんだけど、ね。 終える / もどる / つづく!